新しいサービスを考えるとき、20年先の潮流を読む5つのポイント

マーケティングプロダクトアウト「マーケットイン」というものがあるけれど、
新しいサービスを考えるときもこのことを忘れてはなりません。


自分自身もそうですが、「SNSを使ったサービスをつくろう!」とか「スマホを使った
サービスをつくろう!」とか「位置情報を使ったサービスをつくろう!」を起点に考え
てしまいますが、これは思いっきりプロダクトアウトの発想です。


つまるところビジネスとは社会や顧客の課題解決なわけだから、新しいサービスを考える
ときは、課題は何か、どのように解決するのかが起点にならなければなりません。
ソーシャルとかスマホはあくまでツールのひとつでしかありません。


上記のことを踏まえ、僕たちは新しいサービスを考えなければなりませんが、同時に
これから先の社会構造の変化を頭に入れておく必要があるのではないでしょうか。その
視点を5つにまとめました。


■潮流を読む5つのポイント

1.人口構造
2.環境
3.エネルギー・資源
4.世界経済
5.知識経済社会


1.人口構造
日本は人口減少、少子超高齢化社会。世界的には「人口爆発

このグラフからも分かるようにこの100年間での増加率は半端ない。ほんとうに
これだけの人間が地球上で生きていけるのか不安です。


2.環境
温暖化、異常気象など地球環境の変化。


3.エネルギー・資源
原子力再生可能エネルギー、資源枯渇、食糧問題、水資源など


4.世界経済
「全球一体化」と新興国のプレゼンス拡大。特にアジア。世界のフラット化による
ヒト・モノ・カネの移動が活性化。


5.知識経済社会
工業社会から知識経済社会へ。価値の源泉がモノから知識・サービスへと変化。
ICTの発展により、ロングテールが進む。規模の経済性は相対的に低下し、多品種少量生産の時代に。


以上、これから先私たちが生きていく上でどのようなことが問題になるのか考えてみました。
(考えれば、他にもいくつもあると思います)

繰り返しになりますが、ビジネスとは課題解決であるわけだから、このような問題の中に
ヒントがあるはずです。たとえば、高齢者向けにサービスを考えるとか、節電のサービスを
考えるなどです。テーマが広がりすぎてしまいましたが、このポストで言いたかったことは、
顧客中心俯瞰して考えるということでした。




(参考資料)
エクソンモービル「エネルギー動向 : 2030 年までの見通し」】
http://www.exxonmobil.com/Japan-Japanese/PA/Files/2010_EnergyOutlook_20110621.pdf

国際通貨基金
http://www.imf.org/external/japanese/