起業についてちょっとだけ考えてみた

まもなく正式に発表しますが、新しい会社を立ち上げます。


会社の設立については2回目になりますが、これまでひとりで
やってきたのと違い、責任も可能性も大きくなりました。


最終的にやろうと決断するまで迷いもありましたが、また
新しい一歩を踏み出すことになりました。


そんなかんなをスライドにまとめてみました。時間があれば
みてやってください。


だいたい渋谷にいるので、ランチor飲みに誘ってください(co-baにいるよ)

これまでオフィスの一部を間借りしたり、コーヒーショップなどでノマドして
きましたが、このたび「co-ba shibuya」に入居しましたので報告します。


今月からワーキングスペースを借りようと思い、いくつか検討、内覧しましたが、
僕らのチームの要望と最もマッチングしていたco-baに入居させて頂きました。

正直、内覧した3ヶ所は甲乙つけ難く、とても迷いました。それぞれの感想を
まとめてみます。


■co-ba http://co-ba.jp/

クリエイター系の人が多い。デザイナーさんやライターさんが多いです。
まだ知り合ってませんが、イケてるスタートアップがいるとのこと。

僕たちがここに決めた理由は、場所が渋谷ということと、24時間営業している
ことです。あと料金もステキです。


■lightningspot http://lightningspot.com/

著名ブロガーやビジネス系の人が多い印象。すばらしい点は、駅から近いことと、
格安の料金。営業時間が平日10:00〜19:00なのでエンジニアさんには辛いかもしれ
ませんが、問題にならない人にとっては超オススメです。


■sprout(ソウ・エクスペリエンス) http://sprout.sowxp.co.jp/

空間のオシャレ度では圧倒的no.1。僕がリスペクトする人も入居していて、
自分ひとりだったら間違いなくここにしてました。

目前の目黒川は桜の季節には最高でしょう。建物は古いですが、リノベーション
されているので全く問題ありません。

他に比べ料金は若干高いですが、会社登記も料金に含まれ、かつ24時間利用
できるの納得プライスになっています。


ということで僕が内覧したところはどこも素敵なところでした。コワーキング
スペースのメリットについてはいろいろなところで触れられてるので詳しくは
書きませんが、ざっとこんな感じではないでしょうか。



コワーキングスペースのメリット

・コラボレーション
・モチベーションの維持
・適度な雑音
・面白い人びと


ということで、しばらく渋谷が拠点になるのでランチや飲みのお誘いを
お待ちしています。ただ、あまりにも居心地がいいからといって、いつまでも
ここにいる訳にはいかないので、早く卒業できるようこれから加速していきます。

これからもよろしくお願いします!

プライドはいらん、もっとクレイジーになろうぜ!


昨日、SXSW2012 Pre-Startup Pitch Battle in Tokyo に行ってきました。

このイベントは日本からもっと世界へ行こうぜ!ということで、頓智・の井口さんら
イケてるベンチャーの諸先輩らが中心になって行われたイベントです。

SXSW2012 Pre-Startup Pitch Battle in Tokyo
http://www.facebook.com/events/290673020965021/


10チームがプレゼンを行いましたが、どれも着眼点がよく、面白そうなサービス
ばかりでした。しかしながら、少し残念だったのは準備をしていないチームが
あり、何しにきたのか分からいプレゼンがあったことと、斬新というか「これは
マジですごい」というものがなかったことです。


審査員の方々が異口同音に言っていたのは、もっとクレイジーな方がいいということと、
人間の本能、煩悩に直結させた方がいいということです。これにはホントに同意です。


自分自身を含め、なんかマジメという小さくまとまっているのではないか?と感じました。
例えば、出会い系とかはもっとオープンにやったほうがいいし、アイデアをパクって昇華させる
のはいいじゃんということです。硬っ苦しく考えるのではなく、本能というか人間が気持ちいい
と感じるところを突くのがいいのかなと。


そういった意味で優勝した「Nana」は、音楽の持つ楽しさをみんなで歌えばもっと楽しいじゃん
という分かりやすいメッセージがあり、聴衆のハートをしっかり掴んでいたように感じます。


最後に、今僕らのチームもサービスを開発しているわけだが、「いつまでもこっち側ではなく、
ピッチする立場にならないといかんな」と焦りと悔しさを感じたイベントでした。

柴田 尚樹氏の「シリコンバレーが僕に教えれくれたこと」で教えられたこと

先日、open network labで行われた柴田 尚樹氏の講演に行ってきた。
http://onlab.jp/blog/archives/2011/12/appgrooves500startup.html


柴田さんはシリコンバレーでAppGroovesという会社を起業し、あの500 Startups
から投資を受けている人物。詳細と合わせ、下記の2つの記事も必読。


シリコンバレーで起業した日本人が語るスタートアップガイド――受け入れられる投資家へのプレゼンとは
http://jp.techcrunch.com/archives/jp20111017the-guide-to-start-business-in-silicon-valley-for-japnanese/

シリコンバレーで起業した日本人が語るスタートアップガイド2――シリコンバレー流の資金調達
http://jp.techcrunch.com/archives/jp20111105the-guide-to-start-business-in-silicon-valley-for-japnanese2/


さて講演内容の詳細はこちらで確認していただき、その中で特に響いた2つをピックアップしてみる。
http://onlab.jp/blog/archives/2011/12/appgrooves500startup.html


■なぜ起業するのか?
これから起業しようと思っている人、あるいは起業した人も今一度「なぜ起業なのか?」
自問自答してみよう。お金、名誉、社会貢献・・人により様々な理由があるだろう。
シリコンバレーで同じ質問をするとほぼ全員このように回答する、
Make the world a better place

つまり、自分がチャレンジすることで世の中がちょっとでも良くなればいいじゃないか
という訳である。成功しようと失敗しようがチャレンジすることで結果的に社会に良い
影響を与えればそれでいいというのである。

この言葉にはとても勇気づけられた。とにかく後悔することないよう全力でやるだけである。


■問題は何か?
次は起業して何をするのか?という話である。起業したいけど何をしていいか分からない
というケースも多いだろう。ではどうやってネタを探すのかというと、「自分の身の回り
で困っていることを探せばいい

To find something broken in your life and to fix it by your technology

この問題解決のために起業するのである。そして最も重要なことは、

Problem not solution

これはどういうことかと言えば、例えば板に穴をあけたいと思っている人(顧客)がいるとする。
それに対し私たち(会社)は「このドリルがいいですよ」と勧める。これはソリューションの提案
である。このケースで顧客が求めていることはドリルではなく、穴をあける事であるのだから
キリでも何でもいいのである。ビジネスをしているとこのようにソリューションばかりを考えて
しまう。しかし本当に重要なのは問題は何かということである。


appgroovesのステッカーもらいました。

起業直後のお金の使い方

起業した直後は収入がなく、資金は出ていく一方である。この状況は耐え難い恐怖である。
しかし、その恐怖を感じながらビジネスを進めてしまうと取り返しの付かない過ちを犯す
可能性がある。おそらくこの経験はこれから起業する人、多くのスタートアップが経験して
きたことだと思うので共有しておきたい。


■目的を見失うな!
キャッシュインがなくアウトだけの状況下では、なるべくお金を使わない方法を考えるのが
当然である。しかし、この考え方はスタートアップにおいて大きな間違いである。

なぜならば、最優先すべきは「どうすれば成功するか」であってお金を使わない方法ではない。
お金を使わない方法を優先してしまうと本来スピード命のスタートアップが足踏み状態になって
しまう。例えば私の場合、時間をかければWPでHP作成くらいはできるが、プロに依頼するのに
比べ、時間も質も見劣りする。それならばその時間を使って営業をしたり、経営戦略を考えた方
が確実に前進することができる。

普通の精神状態では当然のことと思えるが、お金が出ていく状況で守りに入ってしまうと
ついついこのことを忘れてしまうことがある。だから恐怖を感じる暇がないくらいのスピード
で突き進んで行かないとスタートアップは生き残れないと思う。「攻撃は最大の防御」という
ことを常に頭に入れて置かなければならない。

最後に自戒を込めてもう一度繰り返す。自分が達成したい事のためにすべてを注入しろ!


【追記】
資金に余裕を持ってスタートできればこのような恐怖を味わうことはないけれど、
多くの場合こんな感じだと思います。正直、今でも恐怖を感じているけど、それを
ちょっとだけ上回るワクワクがあるからやっていけてる感じです。

これからも応援よろしくお願いします!

iアプリにもあった正統派出会い系アプリ?

僕は記事で話題になったアプリやランキング上位のアプリは
とりあえず入れてみて使うようにしています。その中でいつ
DLしたか覚えてないのですが、面白いアプリがありました。
話題になったものなので、「遅そ!」とか「知ってるわ」と
いうご意見もあると思いますが、僕的に衝撃的だったので
紹介させてください。


それは、Eyeland(アイランド)というアプリです。
http://itunes.apple.com/jp/app/eyeland/id445266304?mt=8


ひと言でいうと、位置情報を使てチャットができるサービス
なのですが、使ってみると分かるのですが完全に出会い系です。


ここで断っておくと、僕は出会い系を否定する気は全くありません。
むしろ、出会いたいという欲求は人間の根源的欲求なので、それを
満たすサービスは存在価値があると思っています。日本の社会が過去
の出会い系の悪い部分を引きずっているだけだと思っています。


では、早速起動してみましょう!UIもシンプルで結構いい感じです。


■早速チェックインしてみましょう!


■チェックインするとこんな感じで表示されます。


青がメンズ、赤がレディースです。

「う〜ん、男ばっかですね〜」


■勇気を出して声をかけよう!


蜜??この甘い誘いは酔っぱらってたら絶対引き込まれ
てましたね。


どうですか?ちょっといかがわしい感じもしますが、
面白いちゃ面白いですよね。


僕はこれのアプリを見たとき、「チャレンジャーだな」と
思いました。なぜなら同じようなサービスは多くの人が
思いついていたはずです。実際、僕らがブレストしても
同じアイデアは何度もでてきました。しかし、紳士協定
というか、暗黙の了解みたいな感じで、これはやらない
でしょ!みたいのがあったんですよね。それを彼らは
打ち破りサービス化した訳です。だからチャレンジャー
だなと。


僕は、クレイジーなことをする人たちが大好きなので
こっそりこのアプリを使って行こうと思います。


六本木アタリに出没することが多いの見つけたら声
かけてください。


そうそう、評価をみたらネカマが多いみたいなので、
変な期待はしない方がよろしいかと思います。


では。

一流と二流の違いとは?

今日久しぶりに、ビジネススクールに行ってきました。


先日、リスペクトする先生と飲む機会があり、話をして
たら無性に授業が聞きたくなり参加させてもらいました。

忘れないうちに、まとめてみようと思います。

今回学んだことをひと言でまとめると、「ちゃんと自分の
頭で考ろ!」ということです。例えば、新聞を読む際、

”A社が中国に進出し、B社と提携し、合弁会社C社を設立する”
という記事が会ったとき、「へ〜、中国に進出するんだ」で
終わってない?ということです。


ここで終わってしまうのではなく、「何で?」中国に進出したん
だろう?と考えなければならないのです。さらにこの例では、A社
が進出したということは、違う業界のD社の事業もイケるのでは
ないだろうか?と発想を広げることが重要だということです。


これらは、訓練によって鍛えることができるので、新聞を読む
際やインターネットから情報収集する際は、自分の頭で考えて
情報を咀嚼するクセをつけましょう。きっとあなたの周りの
仕事のできる人は、このような思考回路なのではないでしょうか。
頭の回転がはやいとか、面白い話を出来る人はきっとこんな風に
考えているのでしょうね。


さて、せっかくなのでMBAっぽいのをひとつだけ紹介しときます。

■シングルループとダブルループ
シングルループとは、既存の考えや過去の経験から答えを導き
だそうとするやり方、ダブルループとは既存のものは捨て、新し
い考え方を取り入れ、答えを導きだすやり方のことです。


分かっているけど、当事者になってしまうとシングルループに
ハマってしまいますよね。そんな時は一歩下がって、全体を
俯瞰して見ろということですね。



最後にこの話を聞いて、思い出したことがあったので紹介します。

野球の野村監督の話。

■一流の打者と二流の打者の違い

ツーアウト、ツースリー

あなたが打者なら次の投球は何を待ちますか?

90%以上の確率でストレートを待ちますよね。

もちろんそれでいいのですが、そこで終わると二流です。

一流と二流の差は、


二流打者はストレートを待つ。


一流はストレートのストライクを待つ。


分かりますか、一流は常に二段構えなのです。

元野球少年の僕にはこの話が本当に心に響きました。


でわでわ。