柴田 尚樹氏の「シリコンバレーが僕に教えれくれたこと」で教えられたこと

先日、open network labで行われた柴田 尚樹氏の講演に行ってきた。
http://onlab.jp/blog/archives/2011/12/appgrooves500startup.html


柴田さんはシリコンバレーでAppGroovesという会社を起業し、あの500 Startups
から投資を受けている人物。詳細と合わせ、下記の2つの記事も必読。


シリコンバレーで起業した日本人が語るスタートアップガイド――受け入れられる投資家へのプレゼンとは
http://jp.techcrunch.com/archives/jp20111017the-guide-to-start-business-in-silicon-valley-for-japnanese/

シリコンバレーで起業した日本人が語るスタートアップガイド2――シリコンバレー流の資金調達
http://jp.techcrunch.com/archives/jp20111105the-guide-to-start-business-in-silicon-valley-for-japnanese2/


さて講演内容の詳細はこちらで確認していただき、その中で特に響いた2つをピックアップしてみる。
http://onlab.jp/blog/archives/2011/12/appgrooves500startup.html


■なぜ起業するのか?
これから起業しようと思っている人、あるいは起業した人も今一度「なぜ起業なのか?」
自問自答してみよう。お金、名誉、社会貢献・・人により様々な理由があるだろう。
シリコンバレーで同じ質問をするとほぼ全員このように回答する、
Make the world a better place

つまり、自分がチャレンジすることで世の中がちょっとでも良くなればいいじゃないか
という訳である。成功しようと失敗しようがチャレンジすることで結果的に社会に良い
影響を与えればそれでいいというのである。

この言葉にはとても勇気づけられた。とにかく後悔することないよう全力でやるだけである。


■問題は何か?
次は起業して何をするのか?という話である。起業したいけど何をしていいか分からない
というケースも多いだろう。ではどうやってネタを探すのかというと、「自分の身の回り
で困っていることを探せばいい

To find something broken in your life and to fix it by your technology

この問題解決のために起業するのである。そして最も重要なことは、

Problem not solution

これはどういうことかと言えば、例えば板に穴をあけたいと思っている人(顧客)がいるとする。
それに対し私たち(会社)は「このドリルがいいですよ」と勧める。これはソリューションの提案
である。このケースで顧客が求めていることはドリルではなく、穴をあける事であるのだから
キリでも何でもいいのである。ビジネスをしているとこのようにソリューションばかりを考えて
しまう。しかし本当に重要なのは問題は何かということである。


appgroovesのステッカーもらいました。