もう都民じゃないけど、僕が渡邉さんを支持する理由

和民の渡邉美樹氏が東京都知事選への立候補を表明し賛否の声があがっているが、ネット上では批判的な意見が多いようだ。

【"ワタミ"渡邉美樹前会長、都知事選出馬をブロガーに向けて報告】
http://news.livedoor.com/article/detail/5348840/?p=1

今は都民でない私ではあるが、東京都知事の影響力は日本の政治経済に大きく関わることなので意見を述べたいと思う。

結論から先に申し上げると私は、政治にこそ経営が必要であり、渡邉氏には大きな期待を寄せている。

なぜ経営が必要なのかと言えば、経営理念やビジョンなどは言うまでもないが、何よりもお金の大切さ、使い方を知っているからだ。

経営とはヒト・モノ・カネの限られたリソースを最大活用することである。現在のように足りない分を借金で賄うという発想はもうやめてもらいたい。そういった意味でお金の使い方を知っている経営者が政治に必要だと思う。

さらに渡邉氏について言えば、個人資産は使いきれないほどあるわけだし、既得権益に群がる連中とのしがらみもない訳だから思いっきりやってくれるのではないだろうか。

ところで和民といえば、ブラックの代名詞のように言われているがどうなのだろう。和民で働いたことはないので実際のことは分からないが、居酒屋バイトでの経験から言えば和民が特別ブラックとは言えないのではないだろうか。

今はどうか分からないが、当時付き合ってた彼女が和民でバイトしていて「まかない」と制服のクリーニングが自腹だったことに怒っていたのを思い出した。それまで居酒屋経営はどんぶり勘定だったけど、和民誕生以降システム化が進んだと記憶している。

おそらく、ネット上で和民が叩かれるのは従業員の待遇がどうだとかいう問題ではなく、ヒガミ、ヤッカミの類であろう。誤解を恐れず言えば、居酒屋というブルーカラー的職業のくせに何百億も稼ぎやがってという思いからだろう。

この図式はグルーポンにも当てはまる。元々○通信のくせにたまたま運良くグルーポンに買収され、億単位の金をつかみやがったという思いがあるからあれだけ叩かれるのだろう。もし、買収されたグルーポンの経営者が、東京大学卒業→ハーバードMBA三菱商事のようなキャリアだったら今みたいに叩かれた可能性は低いだろう。

私自身、実際に渡邉美樹さんに会う前はネットと同じような感情を持っていた。しかし、実際に会って話を聞いてみるとすごいオーラのある人で情熱的な人で、それ以来すっかりファンになってしまった。

長々と書いてしまったが私が言いたかったことは、政治には経営が必要であり、渡邉さんは何かを変えてくれると期待できるということ。理由は下記のとおり。

渡邉氏を応援している理由
(1)お金の大事さを知っている
(2)既得権益とのしがらみがない
(同じ明治大学だからというのも少しあるが)

2ちゃんの意見を真に受ける人はいないと思うが、経営センスを持ったリーダーが政治には必要だと思う。何よりも老害ともいえる既得権益に群がる連中ではなく、庶民の方を向いてくれる人物が為政者にふさわしいと思う。