昨日渋谷区「創業支援塾」に参加しました

被災された皆様、そのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈り申し上げます。

いまだ余震や原発など予断が許されない状況の中、月曜日を迎えました。計画停電による交通機関への影響もあり、多くの人は仕事どころではない状態でしょう。
しかし、今私たちにできることは何もしないで立ち止まるのではなく、一日も早く日常を取り戻すことではないでしょうか。今日私が参加した渋谷創業支援塾もそのような思いから開催されました。

同じことをグロービス代表の堀氏がブログに書いていますので紹介しておきます。
【起業家の風景】
http://blog.globis.co.jp/hori/2011/03/post-abc4.html

さて、昨日は全5回のプログラムの初日でした。講義内容は、小池 聡氏「チャレンジする権利と失敗する自由」と基調講演として日本IBM最高顧問 北城 格太郎氏による「イノベーションと新事業創造」という話を聞いてきました。「創業支援」ということでお二方ともベンチャーの重要性を強調されていました。

■Right to challenge freedom to fail
【小池聡氏についてはこちら】
http://spysee.jp/%E5%B0%8F%E6%B1%A0%E8%81%A1/1001735/

□新しいことにチャレンジしない/できない理由
私たちは何か新しいことをする時、〜がないから出来ないといった理由を挙げる。例えば、お金がないから、人がいないから、オフォスがないからといった理由です。しかし、本当にそうでしょうか?このような障壁は自分自身が勝手につくり、やらない理由にしているだけではないでしょうか?

・年齢
フェイスブックのMark Zuckerbergのようにベンチャーで成功するのは20代の若者というイメージがありますが、実際アメリカのハイテクベンチャーを創業する人の平均年齢は39歳。つまり、年齢を言い訳にすることはできない。チャレンジするのに遅すぎるということはないということなのです。

・景気が悪い
今は景気が悪いから行動する時ではない。そう言い訳をする人がいるが本当にそうだろうか?フォーチュン500の多くの企業はリセッションといわれる時期に誕生している。つまり、ピンチはチャンスになり得るということなのです。

こちらをご覧下さい。誰の経歴かわかりますか?

 31歳 倒産
 32歳 州議会議員選挙に落選
 34歳 再度事業に失敗
 35歳 最愛の恋人が急死
 36歳 神経の病に冒される
 43歳 この後、5年間に3回、下院議員選挙に落選
 55歳 上院議員選挙に落選
 56歳 副大統領になろうとして失敗
 58歳 上院議員選挙に再び落選

まさに失敗の連続です。その人物とはアメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンです。あのリンカーンでさえ、このような失敗を重ねているのです。きっと彼が尊敬されているのは大統領としての実績だけでなく、挑戦し続ける姿勢こそが賞賛されているのでしょう。

イノベーションと新事業創造
人口、資源、エネルギーなど地球規模の課題を俯瞰することが必要である。例えば日本の人口問題を考える時、少子高齢化年金問題→借金→過疎化・・・というようにそれぞれの事象を繋げて考えてみる。そこにビジネスのチャンスがあり、新しい価値を生み出す可能性がある。そして、今までの常識や業界の基準などを打ち壊し、ゼロベースで考えることがイノベーションにつながるだろう。

北城氏は最後に「明るく、楽しく、前向きに」とにかく始めなければ、始まらないという言葉で締めくくった。


創業支援塾の詳細はこちらで確認できます。すばらしい講師陣と講座を用意してくれた渋谷区に心から感謝しています。ありがとうございます。

渋谷区「創業支援塾」
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/news/oshirase/pdf/sogyo.pdf